6/23 朝8時 福岡市内を出発し、熊本県上益城郡御船町へ、本日も豪雨のため高速道路は一部通行止め、最後まで豪雨に捕まりました。
一般道路を通行したので、益城町で道路の冠水に遭遇、少し回り道をし、現地へ到着
地震の次は豪雨と立て続け襲われ、地震で地盤がゆるんでいる所に豪雨、福岡市内~熊本県上益城郡御船町までの間に数か所の土砂崩れ、冠水に遭遇しました。
「災害は忘れた頃にやって来る」ではなく「災害は立て続けにやって来る」今後はこのような認識でなければならないことを感じました。
被災家屋訪問 5件目
外壁にヒビ割れがあり、瓦が落ちてきています。
建物と基礎のズレを確認しています。
サッシの歪み確認
内部壁・柱の傾き確認
危険を伴うために、私(中原弘之)だけが2階へ上がり、建物チェックを行います。
注意事項として、被災家屋のチェック並び作業を行うときには、長袖・長ズボン・ヘルメット・軍手・安全靴(鉄板使用などにより足のの保護が出来る靴)・電気(電灯)は 最低用意して下さい。
この家屋も応急危険度判定では「赤・危険」となっていましたので、家主の方は、立て直す必要があるのか、改修工事で良いのかを確認したいとの事でした。 写真では色々な箇所に不具合ありが見受けられますが、構造体はそれほど被害は受けていませんでした。 被災後にボランティアと称す人に、屋根にブルーシートをかけて頂いたとの事でしたがその時にお金を支払ったとのこと、また、その時に、この建物は建て替えする必要があると言われたので、そのつもりでいたようでした。この家屋にお伺いする前に、家主の方とお話しさせて頂きましたが、その時は、立て替えしか無理だとご自身で仰っていました。
ハッキリ言えば「悪徳業者」に遭遇したのではと思います。私(中原弘之)の説明をお聞きになり、納得されていました。
この写真・外壁は完全に剥がれ落ちていますが、構造体は補強により使用かのうです。「赤・危険」判定
先程 「災害は忘れた頃にやって来る」ではなく「災害は立て続けにやって来る」今後はこのような認識でなければならないと書きましたが、 ここからは減災のことをお話し致します。
最初に私(中原弘之)が災害復旧ボランティアに携わる過程をご説明させて頂きましたが、その時にご指導頂きました、大学教授(災害復旧などの専門家)の体験により、 自然災害、特に地震災害では火災の発生により人的被害が増大することが懸念されるので、耐震だけではなく、火災予防も同時に考える必要があると言われました。 阪神大震災では、火災による被害が大きかったことは現実のことです。
この大学教授は、前々から「防災+減災」を仰っていました。なぜならば「自然災害を防ぐことはかなり困難である、しかし、災害を最小限度にすることは出来る」 これが「減災」の考え方です。「各々が日頃より、災害対策に取り組むことで、被害はある程度抑えることが出来る」私も同感です。
「減災」対策の具体例として、紙・木材・自然素材などを燃えにくくし、シロアリなどの不快害虫から建物を守る商材を普及させることで、目的を達成出来る この商材が「SOUFA水溶液」です。
この写真は 不燃化・難燃化・防蟻・防腐に効果がある 「SOUFA水溶液」の不燃焼実験を避難所にて行っています。 SOUFA水溶液は「木材・紙・自然素材の衣服など」に含浸(がんしん)させることで不燃等の効果があります。 これは、金沢工業大学・露本教授の発明(発見)によるものです「減災」のために興味をもって頂ければ幸いでございます。
次回は 9/9(金)より 再度 熊本地震 熊本県上益城郡御船町 被災地にお伺いする予定です。