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(株)サイドサポートサービス おうちの相談屋本舗 主任インスペクター 中原弘之

当社では建築建物検査(現場検査)の他に、図面のチェックも行っております。図面も 計画図・設計図(建築確認申請図)・実施図・施工図・竣工図など、建築物を設計・施工・完成までには上記種類の図面があります。一般の方々が目にするのは、設計図・竣工図ではないかと思います。設計図とは建築物を立てるために、行政・確認申請機関へ申請し、建築の許可を得るために必要な図面です、これを提出し、OKをもらわなければ、建築工事に取り掛かることは出来ませんし、建築物の検査はこの図面を基に行います。設計図にいい加減な事が書いてあると耐力が無い壊れやすい建物が作られることになりますので、設計図のチェックは厳しい目を持っている堪忍されています。2005年の構造偽装(耐震偽装)問題は、設計者が起こした事件としては大変大きな問題で、その申請を許可した確認申請機関も建築士と共に免許取り消しの事態になり、建築関係者に対する信用を落とす原因となりました。この事件以降は、建築基準法の見直し・行政・確認申請機関等の審査の強化並び建築士に関する罰則・申請手続きなどの強化がなされ、現在では、自然災害にたいする処理も加味されるようになり、日本の建築は世界でも一番厳しい条件のもとに設計・施工されるようになりました。竣工図とは完成した建築物を図面化したもので、竣工後・改築・改修・リフォームなどを行う時に、必要な図面で、建築途中で設計変更、施工変更などの箇所を現場に合わせ、正確に表記した図面です。建築物は建てる前に「建築確認申請」による設計チェックを行い、施工が始まると、工程ごとに検査を行い、竣工検査を受け、建築確認申請検査済書を頂き完了となります。この図面・書類などが揃って登記となります。

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大きな建物になると上記のように数百枚の図面により建物が作られます。これだけの図面・検査により建築物は竣工することになり、日本の建物は多くの技術者が携わり安全・安心の下完成することになります。

11月8日に博多駅前で起きた道路陥没事故は11月15日には復旧しました、事故は無い方が良いことですが、復旧の速さには世界中でが驚いています。日本の技術力は世界に誇れる能力がありますので、それを信用し、安心することも大切な事だと思います。

 

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